保育士の履歴書で、いちばん手が止まるのが志望動機の欄だと思います。
ブランクがあると、なおさら何を書けばいいのか分からなくなります。私もパートで復帰するときに履歴書を書きました。この記事では、そのときに考えたことと、実際に書いたことをまとめます。
履歴書は手書きにしました
パソコンで作る方法もありますが、私は手書きを選びました。
理由は、保育園という職場の性格です。保育園では、おたよりを手書きで書いているところがまだまだ多いのです。だとすると、手書きの文字を大切にしている園である可能性があります。それなら、手書きのほうが印象がいいかもしれないと考えました。
もちろん、保育の現場でもICT化は進んでいます。それでも、手書きがまだ多い業界であることは確かです。手書きを選ぶのも一つの方法だと思います。
文字がうまくなくても大丈夫です
手書きというと、字の上手さを気にする方がいるかもしれません。
でも、見られているのは上手さよりも、丁寧に書いてあるかどうかだと思います。ゆっくり、ていねいに。それで十分です。
写真はスピード写真にしました
証明写真は、写真館で撮るかスピード写真かで迷うところです。私はスピード写真にしました。
パートの面接は、だいたい一度だけです。見るのは園長先生と副園長先生くらい。あとは、面接での印象のほうがずっと大切です。
だから、写真に時間もお金もかけなくていいというのが、私の考えです。その分の力は、園のことを調べることに使ったほうがいいと思います。
保育と関係のない職歴も、きちんと書きました
私はブランクの期間に一般企業で働いていたので、その経歴も履歴書に書きました。
「保育と関係ないから書かなくていいかな」と思う方もいるかもしれません。でも、その経験が保育にどう活かされるかは分かりません。経験したことは、正直に書くのがいいと思います。
保育園の仕事は、思っているより幅広いです
たとえば、パソコンが少しでもできると、保育業界では強みになったりします。
保育園の仕事は、子どもと関わることだけではありません。本当にさまざまな仕事があります。だからこそ、どんな経験でも保育に活かせる可能性があるのです。
事務ならパソコンのスキルや電話応対。接客や販売なら、人と接するときの接遇。経理なら、仕事の細やかさ。
それぞれ、直接保育とは関係ないと思われるかもしれません。でも、ひとつひとつの仕事の特徴を見ていくと、保育の仕事に大切なことが散りばめられているんです。
だから、どんな仕事でも書いておいて損はありません。職歴を書くときは、その仕事で何をしていたかまで書いておくと、園の側も「この人はこういうことができるのか」と受け取りやすくなります。
志望動機の欄は「9割」を目安に埋めます
分量の話をしておきます。
志望動機の欄は、9割程度まで埋めたほうが好印象です。数行で終わってしまうと、どうしても熱意が伝わりにくくなります。
とはいえ、いきなり9割は書けません。次の組み立て方で考えると、自然に埋まります。
志望動機は、3つのことを書けば形になります

順番に考えると書きやすくなります。
- なぜ、もう一度保育の仕事に戻るのか
- なぜ、この園なのか
- どんな働き方をしたいのか
この3つです。特に大事なのが2番目です。
「なぜこの園なのか」は、園の保育を調べると書けます
保育園は、園によって保育の方針がまったく違います。英語や体操などの活動に力を入れている園もあれば、たくさん遊ぶことを大事にしている園もあります。
私が志望動機に書いたのは、自分の子どもが通っていた園と似た保育をしている園だったということです。
ブランクがあるからこそ、知っている保育に近いほうが入りやすいと考えました。これはそのまま志望動機になります。
園の方針は、ホームページや園のブログ、見学で分かります。調べたことと自分の考えが重なる部分を書けば、それが「この園を選んだ理由」になります。
「なぜパートなのか」にも触れました
パートで応募する場合、そこにも触れておくと伝わりやすくなります。
私は、ブランクがあるのでパートから始めたいと伝えました。そして、今もその働き方を続けています。
本音は言わなくてもいい。でも、嘘は言わない
これが、私が履歴書を書くときに一番大事にしていることです。
私がパートを選んだ本当の理由には、体力面・精神面が持つかどうか分からないという不安もありました。でも、それは書きませんでしたし、面接でも言いませんでした。
言わなかっただけで、嘘はついていません。「ブランクがあるのでパートから始めたい」というのも、本当のことだからです。
言いたくないことは、言わなくて大丈夫です。わざわざマイナスに聞こえることを書く必要はありません。ただし、事実と違うことは書かない。ここだけは守ったほうがいいと思います。
嘘を書くと、面接で必ず矛盾が出ます。書いたことは聞かれるからです。
同じ理由でも、言葉を選べば前向きに伝わります。
- 体力が心配 → 「無理なく長く続けたいので、パートから始めたい」
- ブランクが不安 → 「知っている保育に近い園で、もう一度学び直したい」
どちらも、事実の中から前向きな面を選んで書いているだけです。嘘ではありません。それだけで印象は変わります。
組み立て例
私が実際に書いた文章は手元に残っていないので、ここでは上の3つの順に組み立てた例を載せます。そのまま使うのではなく、自分の言葉に置きかえて使ってください。
出産を機に保育の現場を離れておりましたが、子育てが一段落し、もう一度保育の仕事に携わりたいと考えるようになりました。
貴園を志望したのは、自分の子どもが通っていた園と保育の考え方が近く、以前から関心を持っていたためです。ブランクがある私にとって、自分が見てきた保育に近い環境で学び直せることは、大きな安心につながると考えました。
まずはパートとして、無理なく長く続けられる形で働かせていただき、少しずつ力になれるよう努めてまいります。前職では一般企業で事務の仕事をしており、パソコンでの書類作成にも慣れております。保育以外で得た経験も、園のお役に立てればと思っております。
3つのまとまりで書くと、自然と欄が埋まります。
履歴書に書いたことは、面接で聞かれる前提で
最後にひとつ。履歴書に書いたことは、面接で聞かれると思っておいたほうがいいです。
私の場合、「なぜこのタイミングで復帰するのか」は聞かれなかったと記憶しています。でも、聞かれてもおかしくない質問です。
質問を想定して臨むことが大切です。書いた内容について「もう少し詳しく」と言われたときに、自分の言葉で話せるようにしておきましょう。
面接で実際に聞かれたことは、こちらの記事にまとめています。
まとめ
- 履歴書は手書きを選びました。保育園はおたよりを手書きで書いているところがまだ多いからです
- 写真はスピード写真で十分。面接での印象のほうが大切です
- 保育と関係のない職歴も書きます。パソコンができることなどは、保育業界では強みになります
- 志望動機の欄は9割を目安に埋めます
- 志望動機は「なぜ戻るのか・なぜこの園か・どんな働き方をしたいか」の3つで組み立てます
- 本音は言わなくてもいい。でも、嘘は言わない。事実の中から前向きな面を選んで書きます
書くことが決まってしまえば、履歴書は怖くありません。まずは、応募したい園がどんな保育をしているかを調べるところから始めてみてください。
働き方を決めるときに気になる扶養のことは、こちらにまとめています。



