履歴書の「趣味・特技」の欄で、手が止まっていませんか。
「特技と言えるほどのものはない」「何を書けばいいか分からない」。そう思う方は多いと思います。
でも、保育士は趣味や好きなことが、そのまま仕事に生きる仕事です。私の周りにも、自分の「好き」を保育に生かしている先生がたくさんいました。
この記事では、実際にいた先生たちの例と、履歴書への書き方、例文をまとめます。
保育士は、「好き」がそのまま仕事に生きる
私がこれまで一緒に働いてきた先生たちの例です。どれも、実際にいた先生の話です。
| 好きなこと・得意なこと | 保育での生かし方 |
|---|---|
| ディズニーが好きで、パレードを写真に撮るのが好き | 運動会の写真係になって、得意の写真が生かされた |
| 部活でフルートをしていた | 保育に取り入れた |
| 裁縫が好き | 発表会の衣装を手作りした |
| 草木染めが好き | クラスTシャツを草木染めで作った |
ほかにも、歌が得意な先生、ピアノが得意な先生、山登りが好きな先生もいました。
特別な資格や賞がなくても、「好き」でずっと続けてきたことが、保育のどこかで生きる。保育士は、趣味が仕事に直結する、魅力のある仕事だと思います。
私の場合は「虫が好き」
私自身の「好き」は、虫です。
保育の中で、アゲハの幼虫をサナギにして、羽化させて、放ったことがあります。
これは、保育の中でとても貴重な体験でした。図鑑を見たり、お勉強したりするだけでは得られない、子どもたちにとっての原体験になります。
幼虫が葉っぱを食べて大きくなり、ある日動かなくなってサナギになる。そして、チョウになって飛んでいく。それを自分の目で見ること。こうした体験は、非認知能力を育てる、生きる力が育つと私は思っています。
「虫が好き」は、履歴書に書くには少し変わった特技かもしれません。でも、保育の現場では立派に生きる「好き」です。
履歴書の趣味・特技欄、書き方のコツ
1. 立派なものでなくていい
趣味・特技の欄に書くのは、賞を取ったものや、人に教えられるほどのものでなくて大丈夫です。
「ずっと続けていること」「好きでよくやっていること」で十分です。
2. 「保育でどう生かせるか」を一言添える
いちばんのコツは、趣味の名前だけで終わらせず、保育でどう生かせそうかを一言添えることです。
たとえば「写真」だけより、「写真(行事の記録で生かせたらと思っています)」のほうが、園の人がイメージしやすくなります。
3. 面接で話せることを書く
履歴書に書いたことは、面接で聞かれる前提で書きましょう。「どんな写真を撮るんですか?」と聞かれたときに、少し話せることを書いておくと安心です。
履歴書の書き方や志望動機の組み立て方は、こちらにまとめています。
そのまま使える例文
先生たちの例をもとに、例文を作りました。自分の「好き」に合わせて、言葉を変えて使ってください。
写真
写真を撮ることです。休日は好きな場所に出かけて写真を撮っています。行事の記録などで生かせたらうれしいです。
楽器(フルート・ギター・ピアノなど)
学生時代に部活でフルートを続けていました。子どもたちと音楽を楽しむ時間に生かしたいと思っています。
裁縫・手芸
裁縫が好きで、小物を作ることがあります。発表会の衣装づくりや製作の準備で役立てたいと思っています。
草木染め
草木染めが趣味です。植物から色が出る楽しさを、子どもたちとも共有できたらと思っています。
虫・生き物
虫や生き物が好きで、飼育の経験があります。散歩や飼育を通して、子どもたちと一緒に発見を楽しみたいです。
山登り
山登りが趣味です。体力には自信があり、外遊びや散歩でも元気に過ごせます。
歌
歌うことが好きです。子どもたちと一緒に歌う時間を大切にしたいと思っています。
「これから始める」もありです
保育に使えるからと、ギターを習い始めた先生もいました。今もピアノを習っている先生もいます。
今の時点で特技がなくても、保育に生かしたいことを「これから始める」のも、立派な一歩です。習い始めたばかりなら、「〇〇を習い始めました」と書くこともできます。
面接で聞かれたら
趣味・特技は、面接で話が広がりやすいところです。うまく話そうとしなくて大丈夫です。好きなことを、好きなまま話すのがいちばん伝わります。

保育士は、趣味が仕事に直結する、魅力のある仕事だと思います。
面接で実際に聞かれたことは、こちらにまとめています。
まとめ
- 保育士は、趣味や好きなことがそのまま仕事に生きる仕事
- 写真は運動会の写真係に、裁縫は発表会の衣装に、草木染めはクラスTシャツに。実際に生かしていた先生がいる
- 私は虫が好き。保育の中でアゲハを羽化させて放った体験は、子どもたちにとって大切な原体験になる
- 履歴書には、立派なものでなくていい。「保育でどう生かせるか」を一言添える
- 面接で聞かれる前提で、少し話せることを書く
- 今から始めるのもあり



