求人サイトを開くと、たくさんの園が出てきます。どれも似たように見えて、どれを選べばいいのか分からなくなる。私もそうでした。
でも、たくさん見ることが正解ではありませんでした。
先に自分の基準を決めてしまうと、探すのがぐっとラクになります。この記事では、その決め方と、どこで探すかをまとめます。
探す前に、この3つを決めておく

①どの働き方で戻る?
正規職員か、パートか、派遣か。まずここを決めます。
とくにブランクがある方は、ここがいちばん大きな分かれ道になります。いきなり正規で戻るのか、パートから慣らしていくのか。どちらが正しいということはありません。
私は「長く細く続けたい」と思ったので、パートを選びました。
決まったら、週に何日はたらくかも考えておきます。家族の休みと合わせるのがおすすめです。夫の休みが平日なら、平日に1日休みを入れるという選び方もできます。
ブランクからの復帰については、保育士はブランクがあっても復帰できるにも書いています。
②何時から何時まで?
早番・遅番に入れるか。土曜に出られるか。ここは園によって大きく違うところです。
正規職員でもシフトの幅は園ごとに違いますし、「早番遅番なし」「土曜なし」という条件の求人もあります。最初から絞っておくと、探す数が減ります。
③通勤はどこまで?
子どもを園に送ってから、何分なら続けられるか。
毎日のことなので、ここは甘く見ないほうがいいです。片道が10分違うだけで、1年後の疲れ方が変わってきます。
基準を決めると、面接でも答えやすくなります
この3つを決めておく理由は、探すためだけではありません。
面接で聞かれたときに、そのまま答えられるからです。
「週に何日くらい入れますか」「早番は可能ですか」——面接では必ず聞かれます。そのときに考え込んでしまうより、先に決めておいたほうが、お互いにとって早いです。

自分の中の基準を決めておくと、探しやすいですし、面接でも答えやすくなります。
面接で聞かれることは、こちらにまとめています。
私が「ここは応募しない」と決めていたこと
基準とあわせて、外す条件も決めておきました。私の場合は2つです。
- 自宅からの距離
- 給料
この2つが合わないところは、ほかがよさそうでも見ませんでした。
外す条件を決めておくと、迷う時間が減ります。「ここは通勤が遠いけれど、雰囲気はよさそうだし……」と悩むのは、時間がかかるわりに答えが出ません。
給料の見方は、保育士パートの時給はどう決まる?にまとめています。
どこで探すか
求人サイト
いちばん数が多いのがここです。条件を入れて絞り込めるので、先ほどの3つの基準を決めていれば、すぐに候補が出てきます。
私も求人サイトで見つけました。
ハローワーク
ハローワークにも保育の求人があります。インターネットからも検索できますし、窓口で相談することもできます。
保育士・保育所支援センター
各自治体に置かれている、保育士の就職を支援する窓口です。求人の紹介や相談を無料で受けられます。
ここでひとつ、大事なことがあります。
自治体によっては、就職準備金(40万円以内)の対象が「保育士・保育所支援センターの支援を受けて再就職が決まった方」になっていることがあります。つまり、窓口を通さずに自分で決めてしまうと、対象外になる場合があるということです。
お金の制度を使うつもりがあるなら、探しはじめる前に、一度この窓口に相談しておくのが安全です。
制度のくわしい内容は、保育士の復帰で使えるお金の制度にまとめています。
知っている人に聞く
もし保育士の知り合いがいたら、園の様子を聞いてみるといいと思います。求人票には書かれていないことが分かります。
知っている人がいたら、これを聞く
私が聞いたのは、保育内容と研修のことでした。
給料や人間関係は、求人票を見たり、働いてみないと分からない部分があります。でも「どんな保育をしている園なのか」「学ぶ機会があるのか」は、中にいる人なら答えられます。
ここが自分に合わないと、条件がよくても長くは続きません。
見学に行かなくても、調べられます
「何園も見学しましょう」と書かれているのをよく見ます。
でも、私は事前の見学はしていません。園の中を見たのは、面接のときだけでした。
子どもを育てながら、何園も見学に行くのは現実的ではありません。
そのかわり、ホームページで見比べました
求人が出ている園はほかにもあったので、一つひとつホームページを見ました。
私が見ていたのは、場所と、園庭の様子です。
場所が分かると、通勤にかかる時間が具体的になります。園庭は、写真を見ると広さや遊具の様子が伝わってきます。子どもたちがどんなふうに過ごしているのか、なんとなく想像できるんです。
園によっては、保育の方針や年間の行事も載っています。行かなくても分かることは、思ったより多いです。
面接のときに見ておきたいところ
実際に園の中に入れるのは、面接のときです。短い時間ですが、ここは見ておきたいところです。
- 子どもたちの様子(のびのびしているか)
- 保育士同士の話し方
- 部屋やロッカーの使い方が分かりやすいか
応募したのは、1つだけでした
候補はホームページで見比べましたが、実際に応募したのは1つの園だけです。探しはじめてから決まるまでは、3か月ほどかかりました。
たくさん応募して比べる、という探し方はしませんでした。
基準を決めていたので、条件に合うものが少なかったからです。そのかわり、見つかったときには「ここでいい」と思えていました。
数を打たなくても大丈夫です。迷いながら10件出すより、決めてから1件出すほうが、面接でもはっきり話せます。
転職サービスという方法もあります
自分で探すほかに、保育士向けの転職サービスを使う方法もあります。
これは、担当者が希望を聞いて求人を紹介してくれるしくみです。次のような方に向いていると思います。
- 条件が細かくて、自分で探すと候補が絞りきれない
- 働きながら、または育児をしながらで、探す時間がとれない
- 求人票だけでは分からない園の様子を知りたい
- 初めての転職で、相場が分からない
逆に、近所の園に絞っている方や、自分で決めたい方は、求人サイトだけでも十分だと思います。
求人票の見方は、こちらに
求人が見つかったあと、求人票のどこを見るかについては、こちらにまとめています。時給の決まり方と、確認したい9つのポイントを書いています。
まとめ
- 探す前に、働き方(正規かパートか)・勤務時間・通勤距離の3つを決めておきます
- 外す条件も決めておくと、迷う時間が減ります
- 決めた基準は、面接でそのまま答えられます
- 探す場所は、求人サイト・ハローワーク・保育士・保育所支援センター・知り合い
- 就職準備金を使うなら、探す前に支援センターへ相談を(対象条件になっている自治体があります)
- 知り合いに聞くなら、保育内容と研修のこと
- 見学に行けなくても、ホームページで場所や園庭の様子は分かります
- 応募は1つでも大丈夫です。決めてから出すほうが、面接で話しやすくなります
たくさん見ることより、自分の基準をはっきりさせることのほうが近道でした。



