私はいま、週4日で保育園に勤めています。平日に1日、休みがあります。
この働き方にしてから、続けられる手応えが出てきました。
この記事では、週4という選択肢について書きます。正職員でもできるのか、給料や社会保険はどうなるのか、どう探すのか。
フルタイムを続けるのが難しいのは、構造の問題です
はじめに、これだけはお伝えしておきたいことがあります。
フルタイムの正職員を続けられないのは、その人の頑張りが足りないからではありません。
保育の仕事には、土曜出勤があります。早番と遅番もあります。
この働き方を、核家族の共働きで回そうとすると、夫婦の協力が必須になります。どちらかが早く出る日、どちらかが遅くなる日、土曜に出る日。全部を組み合わせて、やっと回ります。
そこに、夫の両親や自分の両親のサポートがあるかどうかで、難易度がまったく変わります。近くに頼れる人がいれば、続けられる可能性は上がります。
つまり、続けられるかどうかは、環境の組み合わせで決まる部分が大きいということです。
サポートがないなら、働き方のほうを変える。それでいいと思います。
保育士だからこそ、思うことがあります
自分の子どもは、自分で見たい。
そう思っている親は多いと思います。そして、保育士はとくにそう思うのではないかと感じています。
毎日、よその子の成長をいちばん近くで見ている仕事だからです。できるようになった瞬間、はじめて言えた言葉、友だちとのやりとり。それがどれだけ大事な時間か、仕事として知っています。
だからこそ、自分の子のその時間も、できるだけそばで見たい。
私もそう思いました。
週4にすると、1週間がこう変わります

いちばん大きいのは、平日に1日休みがあることです。
- 子どもの病院に連れていける
- 自分の銀行や病院に行ける
これは、地味なようでとても大きいです。
平日にしか開いていない場所は、たくさんあります。週5で働いていると、そのたびに休みを取るか、あきらめるかになります。
「休みを取らずに済ませられる」というだけで、気持ちがずいぶん楽になります。
なお、夫の休みが平日なら、そこに合わせるという選び方もできます。この話はこちらに書いています。
週4の「正職員」はあるの?
検索していると、「週4 正社員」「週4 常勤」といった言葉をよく見かけます。探している人が多いということだと思います。
正直にお伝えすると、私の園に、週4の正職員はいません。週4はパートという形です。おそらく多くの園がそうだと思います。
ただし、求人サイトには「週4日勤務OK」の正社員求人を集めたページがあります。数が多いわけではありませんが、探せば見つかることはあります。

求人票を見るときは、「週◯日」と「雇用形態」の両方を確認してください。片方だけ見ていると、思っていたのと違うことがあります。
求人の探し方は、保育士の求人の探し方にまとめています。
給料はどうなる?
週4にすると、当然ながら勤務日数は減ります。でも、手取りがそのまま8割になるとは限りません。
時給は、地域・園の種類・経験・資格で決まります。園を変えることで、時給そのものが上がることもあります。
くわしくは保育士パートの時給はどう決まる?に書きました。
扶養の範囲を考えている方は、こちらもどうぞ。
社会保険・有給・退職金はどうなる?
ここは、知らないと損をするところです。
有給休暇
パートでも有給はもらえます。週の所定労働時間が30時間以上なら、週4日でも10日です。30時間未満なら、勤務日数に応じた日数になります。
日数の表は、保育士パートの時給はどう決まる?に載せています。
退職金
こちらが、とくに見落とされがちです。
社会福祉法人の保育所の場合、正規職員の所定労働時間の3分の2以上働いていれば、退職金の共済制度の対象になります。
たとえば正職員が週40時間の園なら、3分の2は約26.7時間。週4日×1日7時間=28時間なら、3分の2を超えています。
つまり、週4でも退職金の対象になりうるということです。くわしくは保育士の退職金はいくら?に書きました。
週4が向く人・向かない人
向いていると思う人
- 平日に用事を済ませたい人(通院、手続き、学校行事)
- 家族のサポートが得にくく、土曜出勤や早番遅番を回しづらい人
- 長く続けたい人
少し考えたほうがいい人
- 収入を最大にしたい人。勤務日数が減れば、その分は減ります
- クラス担任を持ちたい人。パートの場合、担任の仕事は基本的にありません
担任とパートの仕事の違いは、保育士パートの仕事内容に書いています。
まとめ
- フルタイムを続けられないのは構造の問題です。土曜出勤と早番遅番を、核家族の共働きで回すのは難しい
- 家族のサポートの有無で、難易度は大きく変わります
- 週4のいちばんの価値は、平日に1日休みがあること。子どもの病院にも、自分の用事にも行けます
- 週4の正職員は多くありませんが、求人サイトには「週4日勤務OK」の正社員求人もあります
- 週30時間以上なら、有給は週4でも10日
- 正職員の3分の2以上働いていれば、退職金の対象になりうる
- 収入を最大にしたい人、担任を持ちたい人には向きません
働き方は、あとから変えられます。いまの自分に合う形を選んでいいと思います。



